検証日:2019年12月中旬
検証結果:テーブルに貼ってあるQRコードをWeChatでスキャンすればメニューを表示することができる。注文も支払いもそのままWeChatで出来る。店を出るまで店員と喋ることはなかった。
武漢市内にあるケンタッキー(肯德基、KFC)の店舗で、WeChat(微信)で注文してみた。
訪れたのは武漢の観光スポットである黄鶴楼の近くにある店舗。中へ入ってみると、店舗の奥に有人の注文カウンターがあり、入り口からそこまでは席が並んでいるというレイアウト。テーブルをよく見ると、何やらQRコードが貼ってある。
そこで筆者は空いている席に座り、WeChatの”QRコードのスキャン”からこのQRコードをスキャンしてみた。すると、メニューが表示された。ここで、適当に商品を選び、そのまま注文・支払いをWeChatで済ませることができた(厳密にはメニュー表示、注文処理は肯德基のWeChatミニプログラムである)。支払い処理が終わると、番号札が画面に表示された。
そして商品が出来上がるまでそのまま座って待っていた。商品の受け取りカウンターの上にモニターがあり、そこに出来上がった注文番号が順次表示されていた。これに関しては日本のファストフードと同じシステムである。
筆者の番号がモニターに表示されたので、受け取りに行った。出来上がった商品はこちら。
ちなみに、これで39元(日本円で600円ほど)。日本のケンタッキーでの値段を公式ホームページで確認するとチキン5ピースで1230円のようなので(本記事投稿時点)、半額程度か。味は普通においしいが、筆者は日本のケンタッキーにあまり行ったことがないので日本との比較はできず。
WeChatの取引履歴にもちゃんと残っている。取引履歴の表示方法は、WeChatアプリのトップページから”微信支付”を見つけ、タップする、である。
結局、店舗を出るまで店員と喋ることはなかった。QRコードでどのテーブルから注文されたかまで判断し、出来上がった商品を注文した客のテーブルまで持って来てくれる飲食店もあるが、ケンタッキーではテーブルまで特定しているのかどうかは不明だが、少なくとも持って来てはくれない模様。