タオバオ(淘宝)の商品を中国のホテルで受け取ってみた

投稿日:

検証日:2019年12月下旬

検証結果:ホテルに設置してある宅配ボックスで受け取ることができた。発送から到着までの日数は距離に左右されるものと思われる。配送中の位置をアプリから確認することができる。

中国国内でタオバオ(淘宝)を利用して商品の注文・受け取りをしてみた。

中国滞在中に、とあるものが必要になった筆者。街中を探してみたのだが、それらしいものはどこにも売っていない。仕方ないので、ネットを検索してみることにした。すると、 タオバオ(淘宝)でそれを売っていることが分かった。

タオバオ(淘宝)とはネット通販サービスであり、日本でいうところの楽天市場みたいなものである。英語だと、Taobao。アリババ・グループである。筆者はスマホアプリ“手机淘宝”から利用してみた。

注文の仕方は、日本のネット通販と同じようなものなので手順の解説は省略するが、支払い方法としてAlipay(支付宝)が利用できた。同じアリババ・グループなので当然か。

筆者が滞在している場所は仏山(佛山、フォーシャン、Foshan)。広州市(广州市)と隣接している都市である。配達先としては、滞在先のホテルの住所を中国語で入力した。中国語での入力は、ホテルのホームページからコピペした。

アプリからの注文から数時間後であろうか、少し時間が経ったころ、発送が始まった。発送場所は温州市からであった。

手机淘宝アプリからリアルタイムで配送状況を確認することができた。トラックのアイコンになっているが、経路の表現が直線的ではないところを見ると、高铁(中国の新幹線)や航空機ではなく、やはり車なのであろう。

手机淘宝の追跡画面
出典:Taobao (China) Software CO.,LTD

この地図を拡大していくと経路表示がちゃんと道に沿っていることが分かった。そこまでの粒度を示せるということは、おそらくGPSを搭載して追跡記録を取っているのだと思われる。

仏山市内に入ってから、トラックのアイコンの移動が途中で止まり、自転車のアイコンに変わった(画像は無し)。おそらく、基幹移動からローカルの配達に切り替わったのであろう。

それから3、4時間後であろうか、SMSが届いた。どうやら配達が完了したようである。

淘宝の配達完了SMS
出典:速递易、Apple Inc.

18時間以内にピックアップすれば保管料が無料である模様。というより保管料かかるの??詳細はURLを見てください、とのことなので開いてみると、

出典:速递易

ホテルのAという区画の入り口付近に配達したようである。しかし、しばらくホテルの敷地内を探してみたのだが、宅配ボックスのようなものを見つけることができず、また、荷物がホテルの入り口付近に無造作に置いてあるわけでもなかった。ホテルのフロント係なら状況が分かるかもしれないと思い、フロントに向かった。

前出の画像のスマホ画面を見せながら、この場所を教えてほしいとフロント係に伝えると、案内してくれた。そして、ホテルの別の入り口の隅に宅配ボックスがあった。

china post
ホテルの宅配ボックス

確かに、Aの表記がある。ちなみに、反対側にBがあった。

china post
宅配ボックスA

このパネルから操作してボックスを開ける。

chinapostのタッチパネル
タッチパネル

アイコンを見て、”取包裏”を押してみた。その後はウィザードに従い操作し、事前に通知されていた番号を入力して、荷物が入ったボックスが解錠された。

chinapostのボックス
解錠されたボックス
(荷物は取った後の写真)

無事、荷物をゲットできた。

淘宝で注文した荷物
届いた荷物

今回の注文に関しては、運賃は無料であった。取引記録も手机淘宝アプリから確認できる。

手机淘宝の明細画面
出典:Taobao (China) Software CO.,LTD

商品は発送から到着まで2日ほど掛かった。日本だと離島でなければどこでもだいたい同じ日数で届いてしまうが、広い中国を考えると、また、車で配送していることを考えると、配送日数は距離に左右されてしまうものと思われる。

今回は宅配ボックスのあるホテルであったが、無いホテルも当然あると考えられ、そのときはどのような受け取り方になるのかは今回検証できなかった。

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