検証日:2019年12月下旬
検証結果:WeChat Payで支払いできる。運賃は安い。水上バスは百度地図の経路検索にも出てくる。経路によっては本数が非常に少ない。
今回は広州の水上バス、广州水上巴士に乗ってみた。
百度地図(百度地图)で経路検索すると、水上バスも交通手段として出てくる。公式ホームページには始発・最終船、乗船場などの情報が乗っている(トップページから”水上巴士”の項目に入る)。
今回はS2线路という経路で、地下鉄海心沙駅の近くにある海心沙码头という乗船場から乗船した。
筆者がこの乗船場に着いたとき、次の船は20分後の18時であったため、その船に乗ることにした。あとで分かったことだが、このS2线路の海心沙码头からは、17時と18時の計2本しか船がない。客層は、地元の方が大半だが、一部、外国人の姿も見受けられた。
乗船時間の数分前になり、列が出来上がってきたので筆者も並ぶ。ここで、WeChat(微信)での乗船のセットアップをしておいた。この船も公共交通機関の位置づけであり、これまでの記事で紹介してきたセットアップの手順と同じである。ここでは、”广州市”の“羊城通乘车码”を選択する(画像では既にセットアップが終わっている状態なので”添加”が表示されていない)。
QRコードの表示方法なども以前の記事を参照されたい。
さて、地下鉄同様に保安検査があり、その後、運賃の支払いである。前払いであり、このS2线路では、一律2元(日本円で30円ほど)である。安い。WeChatのQRコードをかざして支払いを済ませる。
支払いが済んだら、船に乗り込む。
船内の様子。このときはあまり混んでなかった。
デッキの様子。両岸の眺めは良い。
途中、3つの乗船場に停まったのち、筆者の目的地である西堤码头に着いたので降りる。百度地図の経路表示には、今、どの区間を移動しているのかまで表示されるので便利である(残念ながら、そのスクリーンショットは無し)。
降りる際にQRコードをかざしたりする必要はなく、ただ降りるだけである。30分ほどの乗船だったのであたりも既に暗くなっていた。
30分、遊覧船感覚で景色を眺めて2元であれば激安であるが、本数が少ないので、観光で乗船する場合はスケジュールを調整しておく必要がある。