検証日:2020年3月中旬
検証結果:使用はできるが、日本国内では使用できる店舗がまだ少ない。
2019年11月14日からGoogle PayにてVisaデビットカードが使用できるようになった。それまで日本ではVISAのクレジットカードをGoogle Payに登録してもiDまたはQUICPayという扱いでしか利用できなかった。
11/14/2019
出典:Visaウェブサイト
スマートフォンでVisaのタッチ決済[i]が利用可能に
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン、以下Visa)は、本日、VisaデビットカードがGoogleの提供するGoogle Payへの対応を開始することを発表いたしました。
今回は、遅まきながら、日本国内でVisaデビットカードをGoogle Payで使ってみた。
まずはGoogle PayにVisaデビットカードを登録する。VISAの公式ウェブサイトによると、Google Payに対応しているVisaデビットカードは以下とのこと(本記事投稿時点)。
- JNB Visaデビットカード
- Sony Bank WALLET
- 北國Visaデビットカード
- 北國Visa法人デビットカード
- 三菱UFJ-VISAデビットカード
- りそなデビットカード(関西みらい銀行)
- りそなデビットカード(埼玉りそな銀行)
- りそなデビットカード(りそな銀行)
- りそなビジネスデビットカード(りそな銀行)
筆者は「ANAマイレージ/Sony Bank WALLET」を登録した。登録方法は各デビットカード発行会社のホームページで解説されているため、ここでは割愛することにする。
登録すると、iDやQUICPayではなく、”タッチ決済”として表示される。
これをまず、とある薬局で使用しようとした。店員にVisaのタッチ決済で支払いたい旨を伝えると、他の店員と確認後、対応していないとの返事が返ってきた。残念。次に別のお店でも同じように試みたが、またもや同じ反応。もしや、Google Payは関係なく、Visaのタッチ決済自体、対応している店舗が少ないのでは?と思い、VISAの公式ウェブサイトでVISAタッチ決済加盟店を確認すると、やはり現時点では限られた店舗だけであった。この情報をもとに、筆者は対応している店舗であるローソンで使用してみた。
レジでは店員へ”クレジットで”とコールする。筆者は最初、”Visaのタッチ決済で”とコールしてみたら、店員は”え?”という状態なって、別の店員がヘルプに来た。これはローソンのとある1店舗に限ったことではなく、複数のローソンの店舗で同じ状態となった。
レジの端末のランプが点灯した領域(電子マネーで支払うときと同じ場所)にスマホをかざす。端末にかさず前にNFCはONにしておく必要がある。
取引結果がGoogle Payの画面に表示される。
画面内の取引部分をタップすると、詳細画面が表示される。
レシートには”Visa Debit”と印字されている。
対応している店舗では問題なく使用できるようである。
日本ではまだ使用できる店舗は少ないが、海外のVisaのタッチ決済に対応している店舗が多い国へ渡航した場合は、今回筆者が試したカードのような、海外でも使用できるデビットカードをGoogle Payで使用すれば、スキミング対策としてそれなりに重宝するのかもしれない。
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【2022年8月20日追記】2022年3月1日から三井住友カードが発行するVISAクレジットカードがGoogle Payに対応しており、デビットカード以外でもGoogle PayでVISAとして決済ができる手段ができた。