検証日:2025年11月中旬
検証結果:インディラ・ガンディー国際空港のAirtelショップで電話番号付きSIMを購入することができた。
以前、チェンナイでプリペイドSIMを入手した体験を紹介した。
今回は、デリーでプリペイドSIMを入手した体験を紹介する。
空の玄関、インディラ・ガンディー空港には、電話番号付きSIMカードを購入できるところがある。筆者はAirtelの店舗で購入を試みた。
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入手場所
インディラ・ガンディー空港第3ターミナルの到着階のセキュリティエリアの外で、税関を出て目の前にあるAirtelの店舗
入手に必要なもの
- パスポート
- 現金(インドルピー)
Airtel店舗の従業員によると支払いは現金のみとのことだった。インドルピーは到着階の両替所かATMの海外キャッシングで入手することになる。
プリペイドプラン
500Rs(ルピー)で28日間、データ通信1.5GB/day、100SMS/day、インド国内通話は無料、電話番号付き
この1種類だけである。データ量等を追加したい場合は後から追加することは可能である。ちなみに、データ通信は5G対応である。
入手までの流れ
店舗到着後の筆者が体験した流れは以下である:
- Airtelの店舗に到着したら店員にSIMカードを購入したい旨を伝える
- 店員からパスポートを要求されるので渡す
- 壁に移動して顔写真の撮影をされる
- しばらくしてスマホ本体を要求されるので渡す(スマホカバーは外し、できれば画面は英語表示にしておく)
- SIMを差し替えて何か、設定をされるので、待つ
- 10分待つように言われるので待つ
- 10分経ったら、データ通信ができることを確認され、電話は30分後から開通すると伝えられ、終わり(パスポートを返してもらう)


引用:Bharti Airtel Ltd.
特筆すべきは、インド在住の知人のインドの携帯電話番号が求められなかったことである。同じ便で到着した他の日本人もインド人の知人の話はされずに開通している様子だったので、おそらく筆者固有の事情ではなく、少なくともこの店舗では共通の運用になっていると思われる。実は、筆者は2024年1月にもこの店舗を訪問しているが、そのときはインドに知人がいないとダメだと断られていた。
店舗訪問までの間のデータ通信手段は用意しておいたほうがよい
わずかな時間ではあるが、飛行機を降りてから、店舗訪問までの時間でもデータ通信をしたい場合もある。そのときのために日本出発前に海外用のデータ通信容量を用意しておいたほうが良いかもしれない。インディラ・ガンディー空港第3ターミナルにはフリーWi-Fiはあるが、接続するためにはKIOSKでWi-Fiパスワードを発行してもらう必要があり、KIOSKを探すのが面倒である(到着階のどこにあるか、筆者は未確認である)。

また、前述のAirtelの運用が変更となり、インド在住の知人のインドの携帯電話番号を求められた場合、空港でのSIMの入手を諦めることになり、宿泊施設までの経路確認などでデータ通信を行いたい場合にも必要になってくる。
やっぱりインド人の知人の携帯電話番号が求められたら
前述のAirtelの運用が変わり、インド在住の知人のインドの携帯電話番号を求められた場合、インドの電話番号は諦めてデータ通信だけでやり過ごせればよいが、できればインドの電話番号がほしい、という場合。これは、三つ星程度の比較的リーズナブルな宿泊施設の従業員に頼んで、宿泊施設近隣の携帯ショップに一緒に行ってもらう、という手段しかないだろう。ポイントとしては、五つ星ホテルのような高級ホテルではなく、従業員がフレンドリーそうなランクの低いホテルという点と、近隣に携帯ショップがあるホテルという点だ。
頻繁に運用が変わるインドでは、運用が変わったかどうかを事前に知ることは難しいため、インドの電話番号の入手にある程度重きを置いているのであれば、電話番号付きSIMの入手を手伝ってくれそうなホテルを予約することである。
筆者はこの方法で2024年1月にデリーを訪問したときに電話番号付きSIMを入手した。しかし、街中の携帯キャリアの正規店舗ではない素性の良くわからないところの従業員にパスポートを見せたり顔写真を取られたりするのでセキュリティ上のリスクはある。
プランの追加はアプリから
前述の店舗で開通後は自分でプランを追加することもできる。これはAirtelのアプリからできる。ただし、後述するが、日本発行のクレジットカードは不可であり、「UPI One World」による決済が必要である。
プリペイドSIMの有効期間の延長方法
次回のインド訪問を見据えて有効期間を延長し続けたいと考えるかもしれない。有効期間の延長は現在の有効期限が来る前にプランを追加することで延長できるようである。
Airtel customer subscribing to Unlimited calling offer will get accretive validity if the subsequent recharge is done prior to expiry of current recharge, maximum validity accrual can be done for a period of up-to 730 days, post that all subsequent accretive recharges will fail.
ただし、上記によると”Unlimited calling”がプランに含まれているユーザーでないといけないようであり、最大730日間(2年間)の有効期間のようである。
プランを追加する際の決済手段はいくつかあるのだが、日本発行のクレジットカードは不可であり、外国人短期旅行者の場合、選択肢は「UPI One World」による決済のみになる。UPI One Worldについては別記事で解説するが、簡単に説明すると、インドの銀行口座もクレジットカードも持たない外国人向けのインドでの決済サービスである。

引用:Bharti Airtel Ltd.
最長で365日のプラン(1800Rsほど)があるので、インド出国前にそれを追加購入しておくのが良いかもしれないが、年々、インドの電話番号はなしで日本の電話番号でインドで過ごせるようになってきて来ている気もするので、そもそもインドでSIMは取得せずに日本の携帯キャリアに海外用データのチャージでよいかもしれない。
Airtel公式ホームページ
> https://www.airtel.in/
【2025年11月28日追記】UPI One Worldについて、別記事で投稿しました。
【2026年2月16日追記】有効期限が切れる前に上記の365日プランを追加してみたのだが、当初の有効期限から70日ほど経った時点で確認したところ、SIMを入れても圏外となり、電話番号は無効となっていた。後日、AIrtelショップに確認したところ、有効期限は既に切れているとのことであった。この365日プランは”Unlimited calling”だったが、”Unlimited calling”ならどのプランでも良いというわけではなさそうだ。
【2026年2月28日追記】有効期限を延長できる条件は購入したプランごとにもう少し条件が細かいようだ。
●Price Points 199, 219, 355, 469, 489, 548, 589, 609, 1849 & 2249, offer unlimited voice calling with fixed Data or no Data benefits, give accretive validity only when same price point recharge is repeated, i.e when subsequent recharge and current recharge price points are same.
●Price Points 299, 319, 348, 349, 379, 398, 399, 409, 429, 449, 579, 598, 619, 649, 799, 838, 859, 929, 979, 1029, 1099, 1199, 1729, 1798, 3599, 3999 & 4099 offer unlimited voice calling with Daily Data benefits or unlimited data benefits, give accretive validity when both existing and subsequent recharge is done with any of these price points.
さらに、2026年2月中旬時点では既にUPI IDによるプラン購入はできなくなってしまったようだ。
【2026年3月13日追記】2026年3月時点では、プランの再購入はAirtel UPIかAirtel MoneyかPaytmかAmazon Payかインド発行のクレジットカード/デビットカードのどれかになっているが、Airtel UPI、Airtel Money、Paytm、Amazon Payはどれもインド発行のクレジットカード/デビットカードが必要である。これは、メトロ駅で発行されるNCMCのようなプリペイドのカードでは不可のようだ。インド発行のプリペイドではないクレジットカード/デビットカードを持っていないと有効期限の延長はできず、インド訪問時に毎回SIMを入手し、新たな電話番号にUPI One Worldなどのインドの各種アプリを切り替える必要がありそうだ。
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インディラ・ガンディー空港内は写真撮影が制限されているため、今回の記事では場所などの写真は残念ながらありません…


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