中国のシェアサイクルの乗り方

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検証日:2019年12月下旬

検証結果:料金は時間制。安い。無制限のパッケージ料金もある。乗る前に自転車が壊れていないか確かめた方が良い。AlipayかWeChat Payが使えないと利用できない。駐輪禁止エリアがある。

中国のシェアサイクルはいくつかあり、有名どころでは哈罗单车(HelloBike)、摩拜单车(Mobike)、小黄车(ofo)である。日本人にはMobikeが聞きなれているであろうか。

今回は仏山(佛山)と広州(广州)にて、哈罗单车(HelloBike)を利用してみた。

中国の大きな都市の市街地であれば、あたりを見渡すと必ずと言ってよいほど、シェアサイクルの自転車がある。

武漢市内の歩道に停めてあるシェアサイクル
武漢市内の歩道に停めてあるシェアサイクル
上海市内の歩道に停めてあるシェアサイクル
上海市内の歩道に停めてあるシェアサイクル

中国に滞在したことのある方であれば一度は目にしたことのある光景であろう。
これの利用方法はおおまかには以下のステップである。

  1. 自転車を見つける&選ぶ
  2. 自転車に貼ってあるQRコードをスキャンし、解錠する
  3. 自転車に乗って移動する
  4. 自転車を降りる
  5. 自転車を施錠する

以降、筆者の体験を交えながら説明していきたい。

1. 自転車を見つける&選ぶ

既に述べたが、市街地では必ずと言ってよいほど、シェアサイクルの自転車が視界に入る。日本だとシェアサイクルは指定された場所にしか駐輪できず、その場所もかなり少ないが、中国の場合は逆で駐輪禁止エリア以外はどこにでも停めてよい(ただし、利用領域外に外れてはならないが)。さらに導入台数も日本とは桁が違うので、すぐに見つかるというわけだ。

自転車は哈罗单车(HelloBike)=青、 摩拜单车(Mobike)=オレンジ、 小黄车(ofo)=黄色などそれぞれサービス媒体ごとにブランドカラーを持っているようである。支払い方法や料金は大して差はないので、利用したいシェアサイクルの自転車を選べば良いのだが、どのサービスにしても実際に乗る自転車が壊れていないか、乗る前に確かめたほうが良い。今回、筆者は哈罗单车(HelloBike)を選んだ。 哈罗单车は比較的新しい自転車が多かったからである。ちなみに、哈罗单车(HelloBike)を運営している哈啰出行(HelloGlobal)はアリババ(阿里巴巴)の支援を受けている企業である。

哈罗单车(HelloBike)の自転車
哈罗单车(HelloBike)の自転車

自転車を選ぶ際の注意点としては以下であろう。

・サドルの高さはしっかり固定できるか?
 (自転車を漕いでいるうちにサドルが下がってきてしまうものがあったりする)
・車体は曲がってないか?
 (前輪が曲がっていたり、ハンドルに対して斜めになっていたりするものがある)
・チェーンが外れていないか?

実際に筆者が一番あったのが、サドルが固定できずに自転車を漕いでいるうちにどんどん下がってきてしまうケースであった。

乗ってから壊れていることが分かった場合は、アプリから申請して乗るのをキャンセルすることができる。

そしてもう一点大事なことは、乗り始める前に経路を頭に入れておくこと。そうしないと、漕いでいる途中で一旦停止し、スマホを取り出して経路を確認する、という面倒なことをしなければならなくなるためである。

2. 自転車に貼ってあるQRコードをスキャンし、解錠する

Alipay(支付宝)かWeChat(微信)で自転車に貼ってあるQRコードを読み取る。

QRコードの位置は、自転車を見ればすぐに分かるが、ハンドルと後輪上部にある。

哈罗单车(HelloBike)の自転車のQRコードの位置
QRコードの位置

どちらかのQRコードをAlipayかWeChatアプリを使って読み取る。今回、筆者はAlipayを使用した。

Alipay(支付宝)のトップ画面
出典:Alipay (Hangzhou) Technology Co. Ltd

QRコードの読み取りは哈罗单车ミニプログラムから行っても良いが、標準搭載している読み取り機能から行ってもよい。哈罗单车ミニプログラムはAlipayのトップ画面の”Hellobike”(英語表示の場合)から起動できる。QRコードを読み取ったタイミングでパッケージ料金の購入画面になるときがある。筆者は30日間無制限で12元(日本円で200円弱)のパッケージをAlipayで購入した。

支払いはAlipayかWeChat Payになるので、クレジットカードや現金での支払いはできない。

駐輪してある自転車は施錠状態になっている(はずである)が、解錠にはスマホのBluetoothがONになっている必要がある。

QRコードを読み取ったら哈罗单车ミニプログラムの画面になっているはずなので、画面下にある解錠ボタン”确认开锁”をタップする。その後、QRコードを読み取った自転車の後輪にあるロックが自動的に解除される。

哈罗单车ミニプログラム画面
出典:上海钧正网络科技有限公司

通常は”确认开锁”をタップしてから解錠されるまで数秒程度であるが、1分程度掛かるケースもあった。このとき筆者は地下鉄の駅付近にあった自転車で試したのだが、他の人たちも時間が掛かっているようであった。インターネットは通常通りの速度で通信できていたので、何が原因だったのかは不明。

解錠されると時間計測が開始される。料金は時間制である(筆者はパッケージ料金が適用されるので無制限だが)。

哈罗单车ミニプログラム画面
出典:上海钧正网络科技有限公司

3.自転車に乗って移動する

自転車のスタンドを外して、普通に自転車に乗る。走り出してから故障に気づいた場合は自転車を停めてアプリから申請する。

4.自転車を降りる

目的地に着いたら自転車を降りる。このとき、哈罗单车ミニプログラムの画面で駐輪禁止区域でないか、確かめる。前出の画像のように、駐輪禁止区域は赤い色で示される。

5.自転車を施錠する

自転車の後輪にあるロックを手動で閉める。すると、自転車から音が鳴り、 哈罗单车ミニプログラムの画面に今回の料金が表示される。したがって、このときまでBluetoothはOFFにしないほうがよい。駐輪禁止区域でロックを閉めた場合は数元程度の罰金が科せられる。

哈罗单车(HelloBike)の場合、30分に付き1.5元(日本円だと20円ちょっと)である(検証日時点)。日本のシェアサイクルだと初乗り150円で30分毎に延長で100円とかであるから、安い。

今回、筆者の場合、30分以内の使用であったので1.5元であるが、無制限プランなので、追加の料金は発生していない。

哈罗单车ミニプログラム画面
出典:上海钧正网络科技有限公司

この後何度も仏山・広州市内で利用したので、12元のもとは取れてしまった。また、実は今回購入したパッケージは西安でシェアサイクルを使用したときに購入したものだったので、別の都市でも使えるパッケージということのようである。

非常に安く、かつ、どこにでも自転車があるので、自分の自転車を持つ必要がなく、通勤にも使えてしまうものである。

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