検証日:2019年12月中旬
検証結果:運賃は10元。車内で車掌が徴収に来る。QR決済するときは車掌が掲示するQRコードをスキャンして支払う。乗車時間は70~80分程度であった。
兵馬俑にバスで行ってみた。
兵馬俑(兵马俑)は西安の郊外にある観光地で、名前よりも写真のほうでわかる方が多いのではないかと思う。
日本語読みだと”へいばよう”であるが、中国語だと“ビンマーヨウ”が近い。
今回の出発地点は西安駅(西安火车站)から徒歩数分のところにあるバス停からである。バスは914路を利用したが、他にも兵馬俑へ行けるバスはあるようである。詳細は、百度地図で経路検索していただくと出てくる。バス停では、バスの車掌(後にわかる)が”ビンマーヨウ、ビンマーヨウ”と呼び込みをしているので、この読み方を覚えておくとよい。
バスは観光バスで使用されるタイプの車体である。大きい荷物は車体下部にある収納庫に入れるようである。
兵馬俑行きのバスであることを確認した筆者はバスに乗り込んだ。市街地を走っているバスだと運転席のそばにQR決済機があるのだがこのバスにはなかった。
座席に座ってしばらくすると、バスが出発した。時刻表があるのか、頃合いを見て出発しているのかはよくわからなかった。運転手の他に車掌(先ほど呼び込みをしていた人)も乗り込み、前方席から順番に運賃の徴収を始めた。現金で支払っている乗客もいたが、筆者は”ウェイシン”と言い、WeChat(微信)で払いたい旨を伝えた。ちなみに、中国では”ウィーチャット”と言っても通じないことが多い。車掌からQRコードを見せられ10元(日本円で160円程度)と言われたので、それをWeChatでスキャンして10元を支払った。
前出の画像の通り、兵馬俑までノンストップというわけではなく、途中何度か停車して乗客の乗り降りがある。兵馬俑までの所要時間は、大体、70~80分ぐらいであった。平日の午前中である。
914路バスの終点である兵馬俑に着いた。バスが停まった場所は兵馬俑の入り口から徒歩で数分離れた場所(飲食店が数件並んでいる)であり、他の乗客はそこから適当に兵馬俑の広い駐車場を突っ切って入り口へ向かって行ったので筆者もそうした。
帰りも同じ場所にバスが停まっていたので、それに乗り込んで西安駅に戻った。
余談だが、 兵馬俑の入場チケット(售票)の入手もQRコードで行え、張り出されているQRコードをWeChatでスキャンして処理を進めれば良いのだが、前提として中国の身分証番号が必要。つまり、外国人は有人カウンターでの購入となる。中国の観光地あるあるである。