チェンナイの地下鉄の乗り方

投稿日:

検証日:2019年12月上旬

検証結果:車内はわりときれい。運賃は安い。自動券売機か有人カウンターでチケットを購入する。改札がある。駅から先の移動手段をあらかじめ考えておく必要あり。

前回記事では鉄道に乗ってみたが、今回は地下鉄である。

2015年6月に開通したチェンナイの地下鉄、Chennai Metro Rail Limited。略して、CMRL。今回はVadapalani駅からNandanam駅まで乗ってみた。

その前にこの経路を見て、直線的に移動したら?と思われる方もいるかと思うが、この区間の道路は渋滞するところがあり、バスやオートリキシャーでは時間がかかるリスクがあったので電車で移動することにしたことを最初に説明しておく。

路線図は、CMRLの公式ウェブサイトの”PROJECT PROFILE”の”LINE MAP”で見れます。また、スマホ用の公式アプリもあるので、ダウンロードしておきましょう。このアプリでは駅名が分かっていれば、運賃、指定時刻周辺の出発時刻を表示してくれます。

さて、まずはチケットを購入します。降りる駅によって運賃が変わるのは日本の電車と同じです。チケットは自動券売機でも有人カウンターでも購入できます。自動券売機は英語表示に対応しています。

Vadapalani駅からNandanam駅までは40ルピー(日本円で約60円)。前回記事の鉄道よりは高いですが、それでも日本に比べたら安いです。自動券売機では現金を投入します。

CMRLの自動券売機
自動券売機

購入すると以下のトークンが発行されます。

CMRLのトークン
発行されたトークン

このあとは改札を通って、ホームに向かいます。改札を見る限り、スマホやクレカを直接かざしての決済には対応していないようです。トークンは改札にタッチして入場します。

さて、ホームに着きました。鉄道とは違い、次の電車が何分後かの表示があります。ホームは鉄道よりきれいです。

CMRLのホーム
Vadapalani駅のホーム

電車もきれいです。

CMRLの電車

車内もきれいです。

CMRLの電車の車内

外国人であっても鉄道ほどジロジロ見られたりはしません。

数駅行ったAlandur駅で乗り換えます。

Alandur駅のホーム

そして5分後に来た電車に乗り込み、Nandanam駅で降ります。

降りるときにも改札はあり、トークンを投入して出ます。

数年前に開通したばかりなので、駅も車両もきれいでした。

補足

ホームや出口まではエスカレータがあり、スーツケースのような大きい荷物も持っていても大丈夫そうでした。現に筆者は、チェンナイ空港からホテルの最寄り駅まで行くのにも既に地下鉄を利用しました。ちなみに、チェンナイ空港の最寄り駅はAirport駅でそこまでは少し歩くのですが、チェンナイ空港からは以下のような案内が出ているので、それほど迷わないでしょう。Airport駅では有人カウンターにてクレジットカードでチケットが購入できました。

チェンナイ空港から地下鉄までの案内表示
チェンナイ空港からAirport駅へ向かう途中の案内

しかし!総合的に見て、ホテルまでの道路の状態がよく分からないのであればスーツケースをもって地下鉄+徒歩でホテルに行くのはおススメしません。空港からホテルの最寄り駅までは普通に電車で移動できるのですが、そのあと、駅からホテルまでの道のりは地面がデコボコの可能性があるからです。また、歩道らしき歩道がない道路もあります。筆者は32リットルのリモワの2輪のスーツケースを引っ張って10分ほど歩きましたが、車輪がスムーズに回るようなところはあまりなく、1/3ぐらいの重量を腕で持ち上げるようにして歩きました。そのため、ホテルに着いた時には汗でびっしょりになりました。また、スーツケースを街中で引っ張っている人を見たことありません。素直に、空港からはタクシーでホテルへ移動したほうが楽です。タクシー料金も日本に比べたらそれほど高くはないですし。

補足

また、これは別の日に乗った時であったが、自動券売機からおつりが出ずに、以下のシートが出てきたことがあった。

自動券売機のエラーシート

運賃が10ルピーで50ルピー札を投入してトークンは発行されたが40ルピーが返されない。このシートを持って有人カウンターへ向かい、おつりが出てこなかった旨を英語で伝え、40ルピーを返してもらいました。おそらく、自動券売機内にお金が足りてなかったのでしょう。

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