検証日:2019年12月上旬
検証結果:Vodafoneでは有効期限を延長できたが、支払いに失敗したクレジットカードがあった。ただし、90日間利用がないと電話番号は利用停止となる(2020年3月20日追記)。
以前の記事でゲットしたインドの現地SIMの有効期限を延長してみた。
今回は、インド国内に滞在中に”MyVodafone”という公式アプリから延長してみた。 ちなみに、アカウント情報の参照・変更はこのアプリへ移行しており、公式ウェブサイトからはできない(チャージはウェブサイトからもできる模様)。
話はインド国内の電話番号でアプリでのアカウント設定は済ましてある状態からのスタートである。以下がアプリのトップ画面である。
有効期限が2020年2月○日と表示されている。「Recharge Now」ボタンをタップし、プラン選択画面へと進む。
筆者は有効期間が365日で24GBのデータ通信、値段は1499ルピー(日本円で2千円ちょい)のパッケージを追加することにした。
支払いのクレジットカードは、某航空会社提携のVISAカードで試す。しかし、ここで処理で失敗。
次に、AMEXのプロパーカードで試す。今度は、カード会社の認証処理後、処理が成功した。
アプリのトップ画面に戻ってみると、有効期限の日付は変わっていないが、”+1 additional pack”と表示されている。有効期限が変わっていないのは、ここで表示されている有効期限はあくまで現在使用中のパッケージに対するものであるため。
別画面を見てみると、トータルの有効期限が2021年2月○日と表示され、1年延長されている。
新たに購入した時点から有効期間が始まるわけではなく、現在の有効期間に対して新たに購入したパッケージの有効期間が追加となっている。購入したパッケージを順番に消費していくものと考えられる。
インド訪問時に毎回、現地SIMカードを購入・アクティベートするのは面倒なので(特に、チェンナイでは空港でSIMカードは売ってない)、有効期限を延長すれば1回のSIMカードの購入でずっと使えるようになり、また、Paytmのようなインドの電話番号でアカウント登録するサービスでは、そのアカウントを継続することができる。
■追記 2020年3月20日
2020年3月中旬、ふとMyVodafoneアプリを起動してみたが、こんな表示になってしまった。
ただの真っ赤な画面で情報が何も表示されない。
まさか、有効期限の延長が出来ていないのか?と思い、今度はウェブサイトからチャージを試みた。
“Quick Recharge”のテキストボックス内に筆者の電話番号を入力し、[>]をクリックしたが、“Seems like you have entered a non vodafone number. “と表示された。嫌な予感が増した。前出の画像の通り、有効期限は2021年2月まで延長されているように見えるので、この症状についてVodafone Ideaのサポートにメールで問い合わせた。数日後に回答が返ってきたが、結果は、
90日間、電話発信/SMS発信/モバイル通信/チャージがない場合は利用停止となる。さらにその15日後に電話番号は市場に開放される(他の人に使われることになる)。
であり、これはTRAIガイドラインというものに沿った結果とのことであった。インド国外に居ながらインドのVodafone SIMで電話発信/SMS発信/モバイル通信/チャージができるのか、今となっては検証もできないが、もしこれらができないのであれば、インド再訪が90日以上開いてしまう場合は再訪を見越して長い有効期間にしておく意味がなくなってしまう。
ただ、Vodafone Ideaのサポートからは、Vodafoneの店舗に来れば復活できる可能性があることを言われた。しかし、現時点(2020年3月中旬)でインド国外に居るインド国籍ではない筆者がインドに入国することはできず、この点を伝えたところ、血縁者か知人に必要書類とともにVodafoneの店舗に来てもらう方法を提案された。もともとインドにそのようなことを頼める人がいないことを前提としたSIMカードの入手であったので、無理…。今回購入したSIMはあきらめることにした。有効期限延長のために使用した1499ルピーが無駄になってしまったことよりもインド訪問時にまたSIMカード購入しなければならないことのほうがショックである。