チェンナイのバスの乗り方

投稿日:

検証日:2019年12月上旬

検証結果:運賃はバス車内の係員に行先のバス停名を伝えて支払う。現金のみ。英語が話せない係員もいる。運賃は激安。扉はない。Googleマップの経路検索で表示されたバス停名だと伝わらないことがある。

今回はバスでチェンナイ市内を移動してみた。

チェンナイのバスの外観
チェンナイ市内を走るバス

まずは、現在地から目的地までをGoogleマップで検索して、どのような手段で行けるのかを検索してみた。

Googleマップの経路検索機能にバス番号、バス停が表示されたので、乗車するバス停まで行き、目的のバスが到着するのを待った。

バス停にバスの時刻表の表示は無い。また、バス停には何番のバスが停まるのかが記載してある場合もあるが、その記載に引っかき傷のような状態で消されている場合もある。

バス停の立て札
バス番号の記載が引っかかれている

さて、しばらくするとお目当てのバスが来た。最初の画像を見ていただくと分かるが、バス番号はバスの正面に出ている。バスによっては正面上部に電子表示されている場合がある。手をあげて乗る気があるそぶりを見せないと停まってくれないのは海外のバスのあるある。

バスが止まったので乗る。扉はないので、出入口は常に開いている。乗るための明確な合図はない。大体止まったかなというタイミングで乗り込む。そして、乗客が乗り込んだであろうタイミングでバスが再び動き出す。

開いていた座席に着席していると茶色の服を着たバスの係員がお財布のようなものを持ってやってきたので、行先としてGoogleマップに表示されたバス停名を読み上げ、スマホ画面も見せた。しかし、その係員は??という表情で、近くに座っていた別の乗客に話を振った。どうもGoogleマップに表示されたバス停名と実際のバス停名が違うようで、別の英語が話せそうな乗客に筆者との会話のヘルプを頼んだようだ。

バス車内の係員
係員は後部出入口近くの椅子に座っている
チェンナイのバスのチケット
バスのチケット

筆者はヘルプの乗客にGoogleマップの画面を見せ、どこで降りたいのかを伝え、その乗客が係員に降りる場所を伝えてくれた。ありがたい。係員はバス停が確認できたところで、金額らしき数字を英語で伝えられたので、現金を渡した。もちろん、現金以外での支払い手段は無し。バスのチケットが渡される。

バス車内に運賃表のようなものは表示されておらず、後日、インターネットで検索してみたが、運賃を事前に確認する手段は結局よく分からなかった。

真ん中の通路を挟んで左側は女性優先席。もちろん、英語でそのような注意書きはされていない。

バス車内を見渡してみると、外国人は筆者以外にいない。後日、何度か乗ったが、やはり日本人を含め外国人の利用者を全く見なかった

チェンナイのバス車内の様子
バス車内の様子
チェンナイのバスの窓
窓からの風が空調
チェンナイのバスの出入口付近
走行中、出入口付近では危ないので手すりにしっかりつかまりましょう

しばらく座りながらGoogleマップで現在地を確認していると目的のバス停まで近づいた。そろそろ降りる準備をする。降りる方法は、降りたいバス停が近づいたら前方の出口付近へ向かい、バスが停止したら出口から勝手に出る、である。降車の合図をするボタンはない。車内放送も当然のようにない。係員が叫ぶときがあるが、何と言っているのか分からず。

これが一通りの流れであった。

■補足1

車内が満員になるとドアから体がはみ出たままの乗客もいます。筆者が遭遇したケースですごかったのは、子供たちがバスの窓にぶら下がり、完全に車外に体が出ている状態で乗っている(というよりつかまっているだけという)光景を見ましたが、これは超危険なので見ていてハラハラしました。さすがにバスの係員も笛を鳴らして止めるように促してはいましたが、日常茶飯事なのか子供たちは楽しんでいるようでした。

■補足2

車内が満員だと、係員が乗客のところまでお金の徴収に行けません。この場合、別の乗客がお金をリレーして係員まで渡します。チケットとおつりもあるので一往復します。

■補足3

バスは乗客がまだ乗り終わっていないのに走り出すことがあり、こういう場合は飛び乗ったりもするのですが、無理はしないようにしましょう。バス停のすぐそばに寄ってくれず、道の真ん中あたりで停車することもあります。

■補足4

時刻表は”MTS Bus Route”というスマホアプリで確認することができました。ただし、渋滞があるので、バスは正確な時刻で到着はしません。また、前述のようにGoogleマップに表示されたバス停名では伝わらないことがあったので、それ以降バスに乗る際は、Googleマップで経路検索したあとにこのアプリで再度、バス停名を確認するようにしていました。初めて乗る経路の場合、毎回この確認を行うのが面倒でした。

以上、補足たっぷりの検証でした。

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旅好きが旅にまつわるデジタルライフをゆるめにお届けする場所です。執筆者はひと月に最低1度は海外に出掛け、現地の路地裏をウロチョロしています。

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