GoPro Hero9を充電しながら撮影する方法

投稿日:2021年3月27日
更新日:

今回は、GoPro Hero9を市販のUSBモバイルバッテリーで充電しながら撮影する方法を紹介する。

純正バッテリーでの撮影可能時間は?

GoPro Hero9 充電式カメラバッテリー

GoProの日本総代理店である株式会社タジマモーターコーポレーションによると、純正バッテリーを使用した場合のGoPro Hero9の撮影可能時間は70~110分のようである。振れ幅があるのは動画撮影時の画質設定によるためとのこと。

GoPro Hero9のバッテリー持続時間
出典:株式会社タジマモーターコーポレーション

しかし、丸一日撮影するとなると2時間弱ではもたないので、バッテリーを買い足しておいて、バッテリーがなくなったら交換するという方法が一般的であろうか。しかし、この方法は歩きながらGoProで撮影する場合にはできるが、自転車・バイクなどの走行時にGoProを撮影に使っている場合(モトブログとか)はそうもいかない。走行中にバッテリーが切れてしまった場合は、どこかで停まってバッテリー交換することになり、特にバイクは駐停車禁止場所を避けて停める必要があるため、非常に面倒である。また、交換するまでの走行は動画が撮れていないことになるので、モトブログやドライブレコーダーとして使う場合に肝心な時の映像がないのは困るだろう。

充電しながら撮影するために用意したもの

  • USBを差したまま閉められるGoPro Hero9用のフタ ・・・ Telesin社 GP-CLC-901
  • L字型のUSB Type-Cケーブル ・・・ Poyiccot社 L型USBケーブル
  • 大容量のUSBモバイルバッテリー ・・・ LBELL DIRECTOR社 PD100
  • USBホールドロック ・・・ サンワサプライ社 USBホールドロック CA-NB005

GoPro Hero9の充電用のUSBポートはフタの内側にあるため、充電するときはフタを開ける必要がある。しかし、このフタを開けた状態だと少しでもGoProを傾けたり振動させたりするとバッテリーが飛び出てきてしまう。そこで、USBケーブルをポートに差し込んだまま閉められるフタを用意する必要があった。

GoPro Hero9にはメディアモジューラーという純正オプションがある。これを使うという手もあるのだが、少々高い。

そこで、今回はもっと簡単に済ませられるものにした。今回用意したフタはもともとGoProに付いていた純正のものと入れ替えることになる。入れ替える際に、純正のフタを破損させないように慎重に外そう。

フタを外した状態のGoPro Hero9

L字型のUSBケーブルにしたのは、USBモバイルバッテリーと繋げてジャケットのポケットに入れるときにケーブルを下に向けたいが、GoProのUSBポートが横向きであるため、USBケーブルを差したときにケーブルが横方向に大きく出てしまうことで邪魔にならないようにするためである。

【2021年5月31日追記】GoPro純正のサイドドアとして「USB パススルードア」というものがある。価格、送料を含めると少々値段がするが、防塵・防水性はサードパーティー製よりは良さそうである(IPXいくつといった正式な防水性能は謳われていない)。また、試してみたところ、後述する(1)問題発生も起きない。

特別に設計されたケーブル/ドアシールによりカメラの耐候性を維持し、屋外でのアクティビティに対応 (GoPro の USB-C ケーブルと使用する場合)

引用:GoPro公式ホームページ

【2021年7月31日追記】上記のLBELL DIRECTOR社の大容量バッテリーPD100は既にAmazon、楽天市場でのリンクが切れてしまっている。また、筆者はさらに大容量の以下のモバイルバッテリーを最近は使っている。

(1)問題発生!USBケーブルによっては干渉して差し込めない

TELESINのフタ

今回用意したTelesin社のフタは、USBの差込口として空いている穴が小さめであるため、今回用意したL字型のUSBケーブルがそのままでは差し込めなかった。USBの差込口の大きさまでは公開されておらず、USBケーブルのコネクタの樹脂の部分の大きさも公開されていないので、この問題を購入前に分かる方法は残念ながらなかった。

(1)対策 USBケーブルのコネクタの樹脂部分を削る

ヤスリで削ったUSBの樹脂部分

何となくあと少し小さければ入りそうに見えたので、USBケーブルのコネクタの樹脂部分を削ることにした。これをやった場合に発生した問題は自己責任になるだろう。爪切りのヤスリの部分で20分近く削ってみたら差し込めるようになった。

USBケーブルを差し込めるようになった

【2021年11月3日追記】その後、他のUSBケーブルも使ってみたところ、特にL字であることのメリットはないように感じた。通常のストレートのケーブルで問題ない。ただ、GoPro Hero9の充電に必要な電流・電圧の最大である5V・2Aに対応したUSBケーブルである必要はあるだろう。

(2)問題発生!USBケーブルがモバイルバッテリーから抜けてしまう

今回使用したUSBのType-Cという小さい形状の規格の特性か、使用方法のいずれかだとは思うが、使用していると時々USBケーブルがモバイルバッテリーから抜けてしまった。モトブログなどでバイクの走行中に抜けてしまうと面倒であり、そもそも抜けたことに気づかないことも多々ある。

(2)対策 USBケーブルを抜けないようにするものを取り付けた

USBケーブルが抜けないようにするものは通販サイトで売られていた。今回は、USBホールドロックというベルクロ式のものでUSBケーブルがモバイルバッテリーから抜けないように対策した。

USBホールドロック
USBホールドロックでType-Cケーブルを抜けないように対策した

10,000mAhのUSBモバイルバッテリーで8時間以上はもつ

GoPro Hero9とUSBモバイルバッテリーをL字型USBケーブルで接続し、GoProの設定は解像度1080p、60fps、SuperViewで試したところ、8時間使ってもまだUSBモバイルバッテリーには残量が残っていた。GoPro Hero9の純正バッテリーは1,720mAh/6.62Whで、今回使用したUSBモバイルバッテリーは10,000mAh/37Whなので、電力量は純正バッテリーの約5.6倍である。つまり、110分×5.6で10時間程度もつと試算できる。

今回の検証では、バイクに乗って試してみたが、撮影途中でケーブルが外れたり、撮影が途中で終わってしまうようなこともなかった。GoProはヘルメットに顎マウントで設置し、USBモバイルバッテリーはジャケットのポケットに入れ、GoProとUSBモバイルバッテリーをL字型USBケーブルで接続した。USBケーブルの長さとしては今回用意した60cmでちょうど良いぐらいだった。

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デメリット:防水性能がなくなる

USBの差込口が開いているので、当然のようにそこから水が侵入できる。従って、雨の日は壊れる可能性がある。差込口をビニールテープで塞いでしまえば、多少の防水にはなるかもしれない。

録画中にはバッテリーは充電されない【2021年6月13日追記】

録画中にはバッテリーは充電されない。つまり、外部給電で動作することによって録画中はバッテリー残量を減らさないようにしているだけの状態となる。

電源接続時の撮影
HERO9 Black に同梱されている USB-C ケーブルを使用して、カメラをUSB 式の充電アダプター、GoPro Supercharger (スーパーチャージャー)、その他の GoPro 充電器、GoPro ポータブルパワーパックに接続した状態
で、ビデオや写真を撮影できます。これは、長いビデオやタイム ラプス イベントを撮影するのに最適です。
カメラを充電している場合でも、録画中にはバッテリーは充電されません。録画を停止すると、充電が開始されます。カメラをコンピューターに接続している場合は、録画できません。

引用:GoPro Hero9 Black 取扱説明書

外部給電でも録画しているとバッテリーは減る?!【2021年6月29日追記】

【2021年6月29日追記】筆者の経験的に、外部給電中であっても、録画を続けているとGoProのバッテリーが減っていく。筆者が経験したときのGoProの設定は、解像度2.7K、60fps、SuperViewである。USBモバイルバッテリーはまだ残量があるのにGoProのバッテリーが底をつくという状態に何度も出くわした。この状態になると、外部給電していても録画が停まってしまい、再開も出来なくなる。外部給電で録画するのに必要な電力がUSBモバイルバッテリーからでは足りず、GoProのバッテリーからも電力を得て稼働させている状態だったということであろうか。GoPro本体がどのような条件で外部給電による録画中にGoProのバッテリーを消費するのか、その仕様は不明であるが、何か分かったらまたこの記事で報告したいと思う。

【2021年8月6日追記】GoProのバッテリー残量がほとんどない状態だとUSBケーブルでモバイルバッテリーと接続していても録画が再開できない、あるいは、再開してもすぐに停止してしまうのだが、GoProのバッテリーを取り外して完全に外部給電のみの状態にすると録画することができた。やはり、なぞ仕様である。

バッテリーを外して外部給電のみで録画はできるか?【2021年12月6日追記】

前述の2021年8月6日に追記した通り、バッテリーは外して外部給電のみの状態でも録画はできた。しかし、この方法で幾度と使っているうちに動作に規則性が見えてきた。

  • 録画を停止すると再度録画ボタンを押しても録画が開始されない。USBケーブルを抜き差ししてから録画ボタンを押せば録画が開始される。
  • 5V、2.1A出力のUSBモバイルバッテリーを給電に使っても録画が途中で停止してしまうことがある。

前者については、複数のUSBモバイルバッテリーで同じ現象が出ているので、GoPro側に起因する現象であろう。筆者は録画を再開するときは毎回USBケーブルの抜き差しを行うようにしている(バイクや乗用車の走行中にUSBケーブルの抜き差しを行うのは危険なので必ず駐車・停車してからにしよう)。前述の2021年6月29日に追記したバッテリーが減っていく現象も、もしかしたらUSBケーブルの抜き差しをせずに録画を再開した結果、GoProのバッテリーからの給電となった、ほとんど残量がない状態で再度録画ボタンを押してもGoProのバッテリーからの給電なので録画が再開できない、再開してもすぐに停止してしまう、ということなのかもしれない。尚、なぜUSBケーブルの抜き差しが必要になるのかは分かっていない。

後者については、GoProの充電に必要な5V、2Aは満たしているものの、録画に必要な電力が5V、2Aなのかは分からず、5V、2.1Aでは足りていない可能性がある。5V、3A出力のモバイルバッテリーでは録画中に停止してしまう現象は確認されない。筆者は、外部給電のみで録画するときは前述のLBELL DIRECTOR社 PD100か以下のモバイルバッテリーを使用している。

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旅好きが旅にまつわるデジタルライフをゆるめにお届けする場所です。執筆者はひと月に最低1度は海外に出掛け、現地の路地裏をウロチョロしています。

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