検証日：2023年5月中旬
検証結果：料金は時間制でICカードかクレジットカード・モバイル決済での引き落とし。日本に比べたら安い。車両の状態は概ね良好。無人の専用駐輪場での貸し借りとなる。
今回は台湾のシェアサイクルYouBike(微笑單車)の乗り方を解説する記事である。
YouBike(微笑單車)公式ホームページ
> https://www.youbike.com.tw/
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準備 アプリのインストールとアカウント作成
YouBikeのアプリをアプリストアからダウンロードし、アカウント作成して利用するのが良い。アカウント作成しなくても利用することは可能ではあるが、傷害保険の適用外となってしまう。本記事ではアカウントを通した利用方法を紹介する。
One-time rentals (by non-members) are not eligible for ride subsidy and public bicycle injury insurance.
引用元：YouBike公式ホームページ
YouBikeには1.0と2.0があるが、1.0は旧版で2.0に移行しているので2.0を使用するのが良いだろう。台北など、都市によっては完全に2.0に置き換わっている。
出典：YouBike Co., Ltd
アカウント作成には台湾の電話番号が必要である。台湾松山空港でのプリペイドSIM(電話番号付き)の入手場所は過去の記事を参照されたい。近年では日本の格安SIMによる格安な海外ローミングも普及していることから海外の現地SIMを購入しない日本人旅行者も多いと思われる。その方々にとってはこの点が一手間と費用となる。
料金支払い方法を事前に登録しておく。クレジットカード払いが可能である。支払い方法の種類の詳細は後述するが、ICカードで借りる場合は使用するICカードをアカウントに登録しておくことになる。ICカードは悠遊卡（Easy Card）、一卡通（iPASS）が対応している。
審査等の時間はないので、アカウント作成したらすぐにYouBikeを利用できる。
手順1 YouBike駐輪場を見つける
YouBikeの車両はYouBike専用の駐輪場に停めてあり、アプリから専用駐輪場の場所を探すことになる。
出典：YouBike Co., Ltd
アプリ上で専用駐輪場を選択すると現在の貸出可能な車両の台数、駐輪のためのドックの数がわかる。予約というものはなく、あくまで駐輪場の場所と車両の有無を確認するのが目的なので、目の前に駐輪場がある場合はこの作業は不要である。
手順2 自転車を選んで解錠する(借り受け)
ドックにはまっている自転車をどれか一つ選ぶ。
解錠は2種類の方法がある。YouBikeアプリで車両のモニターに表示されたQRコードを読み取るか、ICカードを車両の所定の場所に翳すかである。
QRコードで解錠する場合
「Rent via QR code」ボタンを押し、表示されたQRコードをYouBikeアプリで読み取る。うまく読み取れない場合は表示された4桁の数字を入力することでも解錠できる。
ICカードで解錠する場合
「Rent via IC Card」ボタンを押し、アカウントに登録したEasyCardまたはiPASSを「Sensor Zone」に翳す。
手順3 自転車をドックから外す
自転車を後ろに引いてドックから外す。
出発する前に目的地のYouBike駐輪場とそこまでの経路を頭に入れておこう。そうしないとスマホホルダーでも持参してない限り、土地勘のない短期旅行者だと走行途中で停車し、スマホを取り出して目的地の場所や経路を確認する、という面倒なことをしなければならなくなるためである。
手順4 自転車に乗って移動する
普通に自転車を漕ぐ。ギアが三段階ある。
手順5 目的地(専用駐輪場)で自転車を降りる
目的地に着いたら自転車を降りる。返却は必ずYouBike専用駐輪場となる。
手順6 自転車をドックに入れる(返却)
空きのドックに自転車をはめ込むように入れる。自転車のスタンドは立てない。出発前に目的の駐輪場にドックの空きがあることをアプリで確認しておいた方が良いが、それでも到着時に空きが無くなっていればその駐輪場での返却は諦めるしかない。
ドックに自転車をはめ込んだ後の対応は借り受け時に解錠した方法によって異なる。
QRコードで解錠した場合
QRコードで借り受けた場合はドックにはめ込んだだけで返却が終る。もうその場から去ってよい。料金はアカウントに登録してある料金支払い方法で引き落とされる。
ICカードで解錠した場合
ICカードを翳して借り受けた場合は返却時にもう一度ICカードを翳す。
ICカードの場合はカードを翳したら返却終了となる。
料金は30分利用して50円もかからない
サービスを展開している都市ごとに料金が設定されているものの、ほとんどの都市が30分につき10NT$である。本記事投稿日時点での為替だと日本円で50円かからないのある。日本のシェアサイクルと比べると1/3以下の料金である。
| YouBike (台北市の例) | 日本の某シェアサイクル サービス | |
|---|---|---|
| 30分毎の料金 | 10 NT$ (ただし、4時間以上は料金が上がる) | 165円 |
都市によっては電動自転車が展開されているが、電動自転車を利用する場合は料金は上がる。
料金支払い方法はクレジットカード、ICカードなどがある
YouBike2.0の場合、料金支払い方法として以下が用意されている。
- クレジットカード（日本発行のものでも使用可）
- LINE Pay（高雄のみ）
- Easy Wallet (台北、新北のみ)
- 悠遊卡（Easy Card）
- 一卡通（iPASS）
リブエア