検証日:2020年12月下旬
検証結果:到着ロビーに販売店は3店舗ある(6店舗に増えた 2024年3月22日追記)。どこも海外のプリペイドSIMに比べると割高である。日本の電話番号が必要な場合はレンタルSIMになる。
今回は、羽田空港の第3ターミナル(旧名称:国際線ターミナル)で日本のプリペイドSIMを入手する方法を確認してみた。
各見出しへのリンク
販売場所は到着ロビーに6ヶ所
今回、筆者が確認したところ、羽田空港の第3ターミナルの到着ロビー(2F)には、プリペイドSIMを売っているところは以下の3ヶ所であった。
各店舗の場所は上図の赤枠の位置である。
【2022年4月29日追記】HanaCell(ハナセル)によるジャパンSIMカードというサービスも利用できるようだ。
【2023年4月1日追記】2023年3月下旬に確認したところ、営業している店舗に変わりはないようであった。
【2023年8月25日追記】TelecomSquareでもプリペイドSIMを提供していることを確認した。
【2024年3月22日追記】Air BicCamera 第3ターミナル店 2号店でもプリペイドSIMを提供していることを確認した。
5G対応のプリペイドSIMは無い
日本では既に大手キャリアによる5G通信が開始されているが、今回羽田空港第3ターミナルで確認したSIMでは5G通信に対応しているものはなかった。尚、LTEについては販売されていたすべてのSIMが対応していた。
AnyFone JAPAN
AnyFone JAPANではプリペイドSIMとレンタルSIMがある。プリペイドSIMはデータ通信のみで電話番号は付与されない。日本の電話番号も欲しい場合はレンタルSIMとなる。羽田空港第3ターミナルではAnyFone JAPANが唯一、電話番号付きSIMを提供している。
電話番号付きSIM(レンタル)は、1日110円で最低3日間からで(上限日数は特になし)、データ通信量は無制限で1日最大990円(ただし、3日間で3GBを超えると速度制限される)、パスポートか日本の運転免許証に加えクレジットカードが必要とのことであった。契約時に手数料(Administration fee)として別途330円かかる。
データ専用SIM(プリペイド)は、有効期間30日間の3GBで5,610円と90日間の10GBで7,150円のものを提供している。本来はデータ量無制限(Unlimited)のSIMもあるようだが現在はコロナの影響で提供していないとのことであった。
対応している周波数(Band)については公式ホームページには掲載されていない。
この店舗は24時間営業ではないので、ご注意を。
公式ホームページ
> https://anyfone.jp/
【2021年12月14日追記】この店舗は2021年1月16日から新型コロナの影響で臨時休業になっているようだ。
【2022年4月29日追記】この店舗は営業を再開しているようであるが、営業日時は以下とのことである。
営業時間:8:00-13:00/14:00-17:00
定休日:火曜日・水曜日
【2022年8月29日追記】2022年8月下旬時点で営業時間は以下のようになっていた。
営業時間:7:00-19:00
KEIKYU TRAVEL SIM
自動販売機で販売されている。現金のみでクレジットカードは非対応である。販売されているSIMはデータ通信のみで、電話番号は付いてこない。有効期間30日間の1.5GBで2,800円と30日間の3GBで4,300円が販売されていた。データ通信量の追加購入(リチャージ)が可能なようである。
このSIMはIIJの基盤で提供されているが、IIJによると対応している周波数は以下とのことである。
利用できるLTE/3Gの周波数、Bandを教えてください。
以下の周波数、Bandでご利用可能です。通信端末が対応しているかご確認ください。LTE:Band 1 (2100MHz)/Band 19 (800MHz)/Band 21 (1500MHz)/ Band 3(1800MHz、ただし東名阪限定)
3G:Band 1 (2100MHz)/Band 6/19 (800MHz)
引用:https://t.iijmio.jp/qa/
公式ホームページ
> https://www.keikyu.co.jp/information/recommend/keikyu_sim/
【2021年12月14日追記】 この自動販売機は2021年12月中旬時点でもまだ稼働していることを確認済み。SIMの種類も変更はない。
【2023年6月10日追記】2023年6月時点で、この自動販売機で売られているSIMは1種類であり、有効期間30日間の3GBで3,000円である。
【2023年8月25日追記】2023年8月時点で、この自動販売機で売られているSIMは1種類であり、有効期間30日間の6GBで4,000円である。
【2024年3月22日追記】2024年3月時点で、この自動販売機で売られているSIMは2種類であり、有効期間30日間の6GBで4,000円と有効期間15日間の15GBで5,000円である。
JAL ABC
データ通信量無制限(Unlimited)のプリペイドSIMが入手できる。有効期間7日間で4,073円、15日間で5,601円、30日間で6,619円がある。30日間で2GBのプラン(2,674円)もあるようだが、このときはSold Outの札が貼ってあった。
対応している周波数については公式ホームページには掲載されていない。
公式ホームページ
> https://www.mobile.jalabc.com/sim.html
【2021年12月14日追記】2021年12月中旬に確認したところ、2GのプランはSold Outではなく販売されていたので、日によるのだろう。
【2023年6月10日追記】2023年6月時点で販売されているSIMを確認したところ、以下の写真のようであった。
【2024年1月31日追記】2024年1月下旬時点で、販売されているSIMに変更はないことを確認した。
【2024年3月22日追記】2024年3月下旬時点で、販売されているSIMに変更はないことを確認した。
HanaCell/ジャパンSIMカード【2022年4月29日追記】
通話ができるSIMカードとデータ通信専用のSIMカードの両方を提供している。ネットから事前に申し込みを行い、SIMカードは空港で受け取るという手順である。到着ロビー2F「ミーティングサービスカウンター JTB」(上のフロア図の9番)の備え付け電話で係員に来てもらうようだ。
公式ホームページ
> https://www.hanacell.com/japan/
TelecomSquare【2023年8月25日追記】
2023年8月時点でTelecomSquareでも日本国内用のプリペイドSIMを提供していることを確認した。場所は、前述のAnyFone JAPANの隣である。
料金プランは、8日間、16日間、31日間の3種類でデータ通信量はすべて無制限であった。
Air BicCamera【2024年3月22日追記】
2024年3月時点でAir BicCamera 第3ターミナル店 2号店が営業を再開しており、日本国内向けのプリペイドSIMも販売していることを確認した。場所は、前述のマップの「3」で、国内線乗り継ぎチェックインカウンターの隣である。
料金プランは、1GB/日の3日間から30日で35GBで30種類程度のパターンがあるほか、90日や180日といった長期プランもあった。価格は千円台から五千円程度までである。
公式ホームページ
> https://tokyo-haneda.com/shop_and_dine/detail/tenant_00091.html