【外伝】マグネット式タンクバッグによる傷への対策

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今回はバイク乗りの筆者がタンクバッグによるタンクへの傷の対策を紹介したいと思う。

マグネット式タンクバッグ

マグネット式タンクバッグの問題点

タンクバッグのマグネット部(上の写真だとバッグのベロになっている部分)とタンクの間に砂鉄が入り込んでしまい、マグネット部とタンクが擦れたときに砂鉄がタンクに細かい傷をつけてしまうという問題がある。

対策方法1:耐震マットを挟む

家具などに使う耐震マットをタンクバッグのマグネット部とタンクとの間に挟む。耐震マットが分厚いとタンクバッグの吸着力が低下する可能性もあるので、耐震マットは薄めのものであると良いだろうが、筆者はこの方法で走行中にタンクバッグが外れ落ちてしまったことは一度もない。

ただし、炎天下では注意が必要かもしれない。耐震マットの耐熱温度を超えると耐震マットが溶ける可能性があるからである(適応温度は-20~+75℃の耐震マットが多いようである)。筆者は、6月の比較的暑い日に一日ツーリングでこの方法をやっていたところ、耐震マットが柔らかくなり、タンクにかなりピッタリとくっ付いた(ただし、タンクと癒着はしておらず、きれいに剥がすことはできた)。

対策方法2:バイク用保護シールを貼る

バイク用の保護シールをタンクバッグが当たる部分に貼る。ハサミやカッターで保護シールを適切な大きさにカットする。薄いのでタンクバッグの吸着力はほとんど下がらないだろう。

車種によってはかなり湾曲した立体形状の部分にタンクバッグのマグネット部分が当たるので、そこに2次元のシールを貼ろうとするとシワができてしまう。複数の異なるタンクバッグを持っている場合はそれぞれのタンクバッグのマグネットが当たる位置を考慮しなければならない。また、レンタルバイクでは現実的ではないだろう。

対策方法3:ソフトクッションを貼る

上のようなシール状の薄いソフトクッションをタンクバッグのマグネット部に貼る。ホームセンターでも売っている。 薄いものを選べばタンクバックの吸着力の低下を抑えることが出来る。タンクバッグのマグネット部に合わせてソフトクッションを適当な大きさにハサミで切って貼ると良いだろう。上のリンク先のものだと、一枚で四ヶ所分が採れる。

マグネット部はザラザラしており粘着力が弱いのでタックバッグを取り外したとき、どこかに置いたときなどにソフトクッションが取れてしまうことがある。タンクバッグを移動させるときにソフトクッションがマグネット部に付いているか毎回確認が必要である。

おすすめの対策方法は?

対策費用

安い順に、耐震マット、ソフトクッション、保護シートであるが、耐震マットとソフトクッションはほぼ差がないだろう。耐震マットは100円ショップでも購入できる。保護シートはこれらに比べて数百円から千数百円ほど高くなるという程度の差である。

見た目

良い順に、保護シート、ソフトクッション、耐震マット。

耐震マット、ソフトクッション はマグネット部のベロの部分に隠れてしまえば装着している間は問題ない。ただし、耐震マットに関してはバッグを外した時にタンクに張り付いているのが他のライダーに見られると少し気になるかもしれないが、透明な耐震マットであれば気にするほどでもないだろう。

手間

手間が少ない順に、耐震マット、ソフトクッション、保護シート。

耐震マットはタンクバッグに張り付けるだけだが、ソフトクッションはマグネット部のベロに合わせて切り取る作業が必要。保護シートはむらなく曲面に貼るために微調整が必要。

副作用

悪い副作用が小さい順に、保護シート、ソフトクッション、耐震マット。

前述の通り、ソフトクッションは取れやすいので失くしてしまう可能性があり、耐震マットは耐熱性の問題である。

ただし、前提としてこの順は自分のバイクへの対策であり、レンタルバイクでは保護シートは対策方法に入らない。

結論

筆者のおすすめは、自分のバイクであれば保護シート、レンタルバイクであればソフトクッションである。

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旅好きが旅にまつわるデジタルライフをゆるめにお届けする場所です。執筆者はひと月に最低1度は海外に出掛け、現地の路地裏をウロチョロしています。

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