検証日:2019年12月上旬
検証結果:運賃は激安。チケットカウンターでチケットを購入する。改札は無い。外国人の乗客は非常に少ない。扉が開けっぱなしなので安全に気を付ける。停車した駅の駅名は車内からホームを見ても分からない。
チェンナイ市内のChepauk駅から数駅先のMandaveli駅までインド鉄道(英語:Indian Railway)で移動してみた。
インド鉄道のチェンナイの路線マップは公式ウェブサイトの”General Info”の”System Map”にあるが、見難いので適当なスマホアプリをダウンロードした方が良い。
まずはスタート地点のChepauk駅。
駅舎内は薄暗いです。夜だと灯りがつくのだろうか??また、犬がいるのでかまれないように気を付けましょう。
チケットを購入するために有人カウンターへ向かいます。
カウンターにお客さんは1組だけおり、すぐに筆者の番になった。降りる駅がどこかで料金がかわるのであらかじめ降りる駅名は確認しておく必要がある。筆者はカウンターの係員に降りる駅名だけを叫び、あとは現金のやり取りだけで紙のチケットが発行された。厳密には、1等車と2等車があるのだが、指定しなかった筆者には2等車のチケットが発行された。
料金は5ルピー(日本円だと8円ぐらい)。オートリキシャー(黄色い三輪車)だと100ルピーぐらいする距離であろうか。なので激安である。
時刻表は張り出されており、Chepauk駅では20分おきぐらいに電車が来るようであった。チケット購入後はホームへ向かう。改札は無かった。これだと誰でも電車に乗れてしまうが、車内で抜き打ちのチェックがあるのかもしれない。
ホームに到着。
人は少なく、外国人は筆者のみに見えた。
待つこと、10分程度。電車がやってきた。
扉は開けっぱなしなので、電車のスピードが落ちると人がこの状態で出てきます。2等車両には「II」と書いてあります。
電車が停止したところで、乗り込みます。扉が開いたままなので、何も合図はありません。
これが車内の様子です。反対側の扉も開いています。
木の長椅子があります。
扇風機がありますが、扉と窓が開いているので、走行中はそこから風が入ってきます。
開けっ放しの扉。走行中は危ないので、扉付近ではつり革につかまりましょう。地元の方は何もつかまらずに扉のすぐそばに立っていた方がいましたが、ガタっと突然揺れたら危ないです。
この雰囲気から察することができますが、当然のように、次の駅の駅名が電子表示されるようなものも車内にはない。
降りる駅で電車が止まったら、車両から勝手に降ります。電車が完全に停止する前に降りている乗客もちらほら。扉が開けっ放しなので降りる明確な合図はありません。逆に電車が出発し始めてから飛び乗っている乗客もいてスリリング。また、ホームには駅名標もないようなので、その土地の風景や駅のホームを見慣れていない場合はGoogleマップなどで走行中の現在地を監視して、これから止まる駅が降りる駅かどうかを判断する必要があります。
さて、電車を降りたら、出口へ。
出る時も改札はなく、駅舎の外に出ました。
結局、鉄道係員などのチケットのチェックは今回なかった。
今回、外国人は全く見かけず、外国人が珍しいのか、筆者はホームや車内で地元の方からジロジロ見られた。この路線は主に地元民の足なのかもしれない。というより、チェンナイで外国人は大抵タクシーで移動するのかもしれないが。
ちなみに、Chepauk駅でチケットを購入後に気が付いたのだが、以下のようなQRコードの張り紙を発見した。
どうやらスマホからチケットを購入できるっぽい。ただし、モバイル決済は外国人だと使用できないということはありがちなので、これについてはいつか検証してみたいと思う。